よくある質問と今後について

 数日前に当グループの告知を始めてから、ありがたいことにすでに数名の方から参加希望のご連絡をいただいています。

日本では、性の問題を扱う12のステップ共同体として、SASCAが先行して活動を続け、成長してきました。
一方で、私たちSAAの活動に関心を寄せる方の中には、既存のSフェローシップに何らかの違和感を抱いてきた人が少なくないようです。

参加希望者から最も多く寄せられる質問は、「SAやSCAとの違いは何ですか?」というものです。
この点については、「心の家路」さんによる「12ステップのスタディ」という連載の中で、性の問題を扱う12ステップ共同体について詳しく解説されています。
まずは、そちらの記事を参照していただければと思います。 

第10回|五つある性の共同体のトップバッターは1976年創始のSLAA
第11回|心理専門職や犯罪を構成する性行動の嗜癖に強みを発揮するSAAの始まり
第12回|禁欲的な性的ソブラエティの基準を持つSAの始まり
第13回|厳格な性的ソブラエティの定義に反発し、SAから分離したSCAとSRA
第14回|性関係の共同体に関するQ&A、SPAAについて

・・・

そのうえで、私たち「SAAグリーンブック・スタディ・グループ」として伝えられることは何か。

それは、私たち自身の経験です。
言い換えれば、「心の家路」では書けないこと、当事者だからこそ語れることを発信していく試みだと考えています。

「心の家路」では、2019年11月の記事の中で、次のような言葉が紹介されています。

「自助グループが成功していくためには、その中で専門性を持った当事者が育ち、活躍していくことが必要です。ところが、そこに目を向けず、専門性がなくても当事者が集まって話をしていれば、そこに不思議な効果が生じる仕組みだ・・・と思いたい人たちが結構たくさんいるのです。」

私たちは、このAAメンバーの言葉を、自分たちSフェローシップの現状に照らして考えてみる必要があるのではないでしょうか。

Sフェローシップのメンバーですらない一人の当事者が、Sフェローシップの歴史を丹念に調べ、実際に行動を起こし、記事として世に発信している。
その一方で、私たちSフェローシップの当事者自身は、自分たちの歴史や蓄積された経験に対して、あまりにも無関心であり続けてこなかったか。
殻に閉じこもり、内向きになりすぎてはいなかったか。
そのような問いを突きつけられているように思うのです。

私たちの多くは、彼のような整った文章を書く必要はないかもしれません。
しかし、自分たちが回復の過程で得てきた経験を、他のセックスアディクトに対して出し惜しみなく伝えていくことは、当事者として求められている姿勢ではないでしょうか。

このブログでは今後、そうした当事者目線の経験を軸にした発信を行っていく予定です。
どうぞよろしくお願いします。

いよいよSAAミーティング初日まで、残り数日となりました。

参加を希望される方は、公式サイトよりお申し込みください。
事前に簡単なオリエンテーションを行った後、ミーティングURLなどの詳細をお送りします。  

よろしくお願いいたします。

SAA-JAPAN グリーンブック・スタディ・グループ